四駆車の走り
一般的に四駆と聞くと山道を走れるようなゴツゴツした大きい車、というイメージを持たれがちですが、四駆、四輪駆動車の定義とは四つのタイヤが全て駆動していることです。つまり、ゴツゴツしていなくても、セダンタイプや軽自動車、ファミリーカーでも四駆は存在します。用途により四輪駆動の形式も様々で、タイヤが滑ったときなどに感知し、四輪駆動に切り替えるハーフタイムや、自分で好きなときに四輪駆動、二輪駆動と切り替えられるパートタイム、常に四輪駆動のフルタイムなど様々です。
そんな四輪駆動車の一番の魅力は山道やオフロードなどの悪路での走りです。非日常的な路面を走るにはやはり二輪駆動では限界があります。しっかりと地面を捉え全輪が駆動する走りの魅力を体感するには最適な環境です。自動車のボディタイプにも分かれますがSUVやクロスカントリー、通称クロカンなどと呼ばれるタイプは大きな段差を難なく超えることができどっしりとした走りを体感することができますが速度を重視するとなるとちょっと不満に感じるかもしれません。
逆にラリーカーと呼ばれるボディタイプは大きな段差などのある悪路の走破性はSUVやクロカンよりは劣りますが、段差の少ないオフロードであればある程度速度を出して走行することもでき、車体が低い分SUVやクロカンのようなボディタイプよりも安定した走りを体感することができます。ボディタイプによって得意とするコースは異なりますがどちらも非日常的な路面を走破する魅力に溢れています。