レース車両の魅力
車の魅力の一つである走りは、一般の市販車でも味わう事ができますが、周囲への迷惑や危険性を考えるとレースが開催されるサーキットでの走行会やプロドライバーによるレースの観戦で堪能する方が安全で紳士的です。 車のレースの最高峰と言えば、フォーミュラ1が思い浮かびます。フォーミュラ1の2014年シーズンは、フォーミュラ1史上最大のレギュレーション変更があり、前年までの勢力図に大きな変化が起こり一強他弱の図式でシーズンが終わっています。
レギュレーション変更の大きな項目としては、運動エネルギー回生システム付きの8気筒2400CC自然吸気エンジンから運動エネルギーと熱エネルギーの両方からエネルギーを回生するシステムを搭載した6気筒1600CCターボエンジンへの変更とガソリンの使用上限を設けた事です。
フォーミュラ1は、チームの運営費に加えて莫大な開発費が必要とされる為に、新規参入メーカーも少なく、既存の参加チームですら財政難に喘いでいるのが実情であり、フォーミュラ1の存続に関わる大きな問題とされています。 その為に、エンジン開発の凍結を決めたのですが、M社のエンジンを搭載した車両の走りと他メーカーのエンジン搭載した車両の走りが、比べものにならないほど性能に差があった為に大きな騒ぎになっています。
結局、2015年シーズンは、エンジンを作り替える事が出来る位の変更が認められ、FIA上層部では2017年を目標に8気筒1000馬力のエンジンの導入を画策しています。 今年のフォーミュラ1は、日本の自動車メーカーもエンジンサプライヤーとして参戦しており、どのような走りでドラマを起こすのか楽しみです。